第2種情報処理技術者試験 2000年度 = 平成12年度・秋期 午前 問32

 三つのタスクの優先度、各タスクを単体で実行した場合の処理装置(CPU)と入出力装置(I/O)の占有時間は、表のとおりである。優先順位方式のタスクスケジューリングを行うOSのもとで、三つのタスクが同時に実行可能状態になってから、タスクCが終了するまでの間に、タスクCが実行可能状態にある時間は延べ何ミリ秒か。ここで、各タスクの入出力は並行して処理が可能であり、OSのオーバヘッドは無視できるものとする。

タスク 優先度 単独実行の占有時間(単位:ミリ秒)
CPU→I/O→CPU→I/O→CPU
A 4 4 3 5 3
B 2 6 3 6 2
C 2 5 3 4 1

 ア 2  イ 5  ウ 8  エ 11

解答

 エ

解説

 各タスクは、以下のように実行されます。

 この図から、タスクCに関する状態をまとめると、以下のようになります。

 したがって、タスクCが実行可能状態にある時間は白い部分の合計である11秒となります。


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